SMで鞭打ちスパンキングするお仕置き
鞭打ちスパンキングの基礎
スパンキング道具の種類
鞭の種類
SMで使う鞭の種類には、
- バラムチ
- 一本ムチ
- 乗馬ムチ
があり、SMの鞭では、バラムチが定番です。
その他のスパンキング道具の種類
その他に、スパンキングの道具としては、
- スラッパー・ラケット
- ケイン
- 素手
- 身近なもの
などがあります。
個々の道具による効果の違いなどは、後ほど詳しく紹介します。
スパンキング効果の種類
スパンキング道具による効果の種類
スパンキングは、道具によって、
- 痛み
- 音
が違い、痛みや音を言葉にするのは難しいですが、鞭の痛みを言葉で表現するなら、
- 瞬間的な軽い痛み
- ジーンと残る痛み
- ずっしりと重い痛み
で、SMではこの3種類の痛みを使い分けます。
鞭の音を言葉で表現するなら、
- パチン
- ベチン
- ズシン
のような感じでしょうか。
パチンという弱い痛みの軽い音、ベチンという強い痛みが残る激しい音、ズシンという重い痛みを感じる鈍い音。
マゾにとっては、この音も興奮の材料となります。
鞭打ちプレイで調教する方法
アメとムチの法則
「飴(アメ)と鞭(ムチ)」
という言葉がありますが、SMでは、
アメ = 快楽
ムチ = 苦痛
で、サドはこのアメとムチの法則を使って、マゾを調教します。
アメとムチを交互にする調教方法
調教の初期段階では、アメとムチは交互に行い、犬や動物を調教する時と同じで、
- 犬が命令に従ったらご褒美のクッキー
- イルカが芸をこなしたらご褒美のサカナ
と、ご褒美として動物にエサを与えるようにし、マゾが、
- 命令に従ったら
- 苦痛に耐えたら
必ずご褒美のエサとして、快楽を与えます。
ムチを多くアメを少なくする調教方法
動物は必ずご褒美をあげないと、命令を聞かなくなりますが、人間のマゾは違います。
マゾは、ご褒美が必ず貰えるとわかっていれば、何度でも苦痛に耐え、ほんの少しの快楽のために、マゾは苦痛を我慢します。
日常の仕事や生活の中で、
- キツイ仕事の後の食事
- 苦しい練習の後に飲む水
が、より美味しく感じ、生き返るような思いが芽生えるように、マゾにとって、多くの苦痛の後の快楽は、最高のひと時となります。
SMプレイの調教では、必ず最後は快楽で終わります。
鞭の使い方とスパンキングの方法
SMで効果的に鞭を使う方法
SMで鞭を使う時は、
- 痛みを感じない
- 弱い痛みを感じる
- 強い痛みを感じる
の3種類の叩き方を使い分けます。
痛みを感じない鞭の使い方と効果
マゾの体に、
- ムチを当てる
- ムチが触れる
という、痛みを感じない程度に叩く鞭の使い方も効果的です。
バラムチを使った場合、バラムチのほうきのような部分を、マゾの体に這わせたり、音が鳴らないくらい軽く体に当てるように叩く、など。
マゾは、ムチのソフトな感覚にムチの存在を感じ、弱い快感と興奮を感じ、弱い恐怖も感じる。
弱い痛みを感じる鞭の叩き方の効果
弱い痛みは、マゾが、
- 興奮する
- もっと欲しがる
- 快感になる
痛みで、マゾは日常生活でも、弱い痛みが快感という場合が多いです。
SMでも、マゾが一番興奮するのがこの弱い痛みで、マゾにとっては、ただただ快感でしかない場合が多いです。
強い痛みを感じる鞭の叩き方の効果
強い痛みは、マゾが、
- 耐えられない
- 屈辱的
- 虐待的
な痛みで、マゾは後に貰える快楽のために、ただただ耐える苦痛です。
本当は、直ぐにでも止めて欲しい、耐えられない苦痛ですが、この苦痛の後の快楽が、調教には効果的です。
スパンキングでの痛み
スパンキングでの痛みは、
- 肌の表面的な痛み
- 筋肉の内部的な痛み
がありますが、弱い痛みでも、ミミズ腫れになれば、痛みは残ります。
バラムチは、音ほど痛くないと言われますが、音がする程度に叩けば、それなりに痛みはあり、肌の表面に残る痛みです。
時間が経つほど、肌の表面がジンジンしてくる痛みです。
一本鞭やスラッパーは、筋肉の内部まで痛む場合があり、サドはそれほど痛くないだろうと勘違いして、強く叩き過ぎないことも必要です。
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SMは楽しむプレイで、
- 怪我をしない
- 怪我をさせない
ことも重要で、ある程度のミミズ腫れは仕方ありませんが、興奮してやり過ぎには注意しましょう。
スパンキング道具による違い
バラムチ (Whip)
バラムチの特徴
バラムチは、持ち手の先が、ほうきのようにバラバラになっている鞭です。
バラムチの効果
バラムチが人気の理由は音です。
サドは鞭で叩いた時の音で興奮し、マゾは音の大きさで、強い責めを受けたと感じ興奮する。
バラムチで叩いた時のビンタのような音には、特に興奮させる効果があります。
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バラムチの痛み
バラムチは、先がバラバラになっている分、当たる面も、痛みも分散されます。
バラムチの痛みは、平手でビンタしたような痛みや、チクっとするような痛みが、広い範囲に感じる痛みです。
一本鞭 (Bullwhip)
一本鞭の特徴
一本鞭は、バラムチを編んで一本にしたような鞭です。
カウボウイが使うような長い鞭は、映画のインディージョーンズでも使われ有名ですが、SMで使う一本鞭はちょっと短めなものが多いです。
長めのバラムチの途中を、3か所くらい輪ゴムで止めても、一本鞭のようになります。
一本鞭の効果
一本鞭は、強い痛みを与える時に効果的で、マゾが本気で泣くほど激しい苦痛に悶え、サドはそのマゾの状態に興奮します。
バラムチと合わせて使うのも効果的で、バラムチで何度か責め、仕上げの一発を一本鞭でというような。
一本鞭の痛み
一本鞭の痛みは、当たる面積が狭いので、痛みも部分的に集中します。
叩かれて直ぐに、ジンジン痛みを覚え、細い棒で叩かれたような痛みを感じることもあります。
乗馬鞭 (Crop)
乗馬鞭の特徴
乗馬鞭は、その名の通り、乗馬の騎手が使う鞭です。
ケインとスラッパーを、馬の調教用に改良した感じのもので、馬の調教のように、人間を家畜のように調教できる、雰囲気も良い道具です。
バラムチや一本鞭より、小回りが利き、軽くて振りやすいので、速く連続的に叩くことが可能で、SMではバラムチに次ぐ人気の鞭です。
乗馬鞭の効果
乗馬鞭は、痛みの効果が弱いので、ソフトSMに向いています。
ハードSMで使う時は、軽くいたぶるようなスパンキングです。
例えば、乗馬鞭で尻を叩いた場合、手で避けたら直ぐ避けた手をに叩き、手を引っ込めたら直ぐに尻を叩く、などが簡単に繰り返せます。
『ほれっ!ほれっ!』
『ペチッ!ペチッ!』
という風に、遊び感覚で叩くような、いたぶりの効果です。
乗馬鞭の痛み
乗馬鞭の痛みは、ほぼ一点に集中します。
叩く部分は、鞭の先のスラッパーのような部分で、チクっとするような瞬間的な弱い痛みです。
もちろん乗馬鞭も振りぬけば、マゾが青ざめるような痛みも与えられます。
スラッパー (Slapper)
スラッパーの特徴
スパンキングと言えば、「尻叩き」を思い浮かべる人も多い、SMでは定番の道具ですが、スラッパーと言われると、聞きなれない人も多いかもしれません。
拷問やお仕置きの時に、
- お尻叩き
- 100叩きの刑
で使われたもので、罰を与える道具から、SMの道具として進化したものです。
ラケットのような形状から、スラッパーラケットとも言われ、主に革製で、中に鉄や鉛が入っているものもあります。
- ブラックジャック
- 警棒
もスラッパーの仲間で、護身用の道具の方が一般的です。
スラッパーの効果
お仕置き感の強い道具で、サドもマゾもお仕置きプレイの興奮が、高まる効果があります。
スラッパーの痛み
スラッパーの痛みは、重いスラッパーは叩かれた部分の芯まで痛むので、SMでは軽いスラッパーを使い、肌の表面的な痛みで責めます。
ケイン (Cane)
ケインの特徴
ケインも、普通はあまり聞きなれませんが、棒鞭と言えばわかると思います。
教師が黒板を指す時に使う、指示棒のような形状の鞭です。
この指示棒で生徒に罰を与えた道具として、SMでもお仕置きの道具として使われています。
100叩きの刑でケインが使われている地域もあり、素材は、
- 木
- 竹
- プラスチック
- スチール
などの製品があり種類も豊富で、野外だと木の枝で代用する場合も。
ケインの効果
スラッパーと一緒でお仕置き感が強い道具で、SMの責めとしては、乗馬鞭と同じような使い方をします。
ケインには、
- しなる鞭
- しならない鞭
があり、しなる鞭では、サドの弓を引くような仕草で、マゾの恐怖心を煽り、叩くときには鞭の反動でも叩けるので、楽しめます。
しならない鞭では、鞭を持つ手を振り上げて、マゾの恐怖心を誘い、手を振り下ろしたり、テニスラケットを振るように叩けます。
ケインの痛み
ケインの痛みは、軽くて細い棒状のものなので、強く叩いても表面的な痛みが残ります。
線状に刺激され、強いミミズ腫れになりやすく、後からもヒリヒリジンジン痛みます。
素手
SMで素手のスパンキングなら尻ビンタ
SMのスパンキングで、素手でというのは、あまりお勧めしません。
理由は、
- ただの虐待行為になりやすい
- 感情が入りやすい
など、SMのプレイとして、楽しめない行為になりやすいです。
一見、道具を使った方が過激に思えるかもしれません。
しかし、SMプレイでは、素手を使うとエスカレートしやすいので、素手より道具です。
身近なもの
物によっては危険なので注意
拘束や目隠しと、スパンキングでは、身近なものでも道具がかなり違ってきます。
スパンキングは暴力的な行為なので、凶器になる道具は使わないこと。
例えば、
- 竹刀
- 木刀
- ゴルフクラブ
- 杖
- 傘
など、怪我をさせてしまう可能性があるものは、使わないことです。
過激なSMのAV動画では、使っていることもありますが、真に受けてはいけません。
例えば、
- 濡れタオル
- ゴムチューブ
- 縄・ロープ
- スリッパ
などで叩く程度のスパンキングなら楽しめます。
ハードなSMでも、プレイとして楽しめる道具を選ぶことが必要です。